Instagramで大迫傑さんの投稿を閲覧したました。
最近の投稿でこのようことを書かれていました。
『トップアスリートがトップであり続ける理由は、ただ走るだけでなく、何のために走るのか。そもそも自分とはなんなのかということを探求し続けていることなんだ、と今ならわかります。そのことを、直接伝えられたら、そして、ちょっとだけ背中を押してあげられたら、夢への最短距離をみんなが走り出せるんじゃないか。かつて、自分がそうして欲しかったことを全力でしたいと思っています。』
全文ではないですが、このようなことを書かれていました。
大迫さんが厳しい練習に耐え、自分に打ち勝ち、ランナーとしての目標に直向きに挑戦し続けている大きな理由の一つとして、何もわからなかったあの頃のスタートラインに立った自分に、その先の未来どこに向かって走っていけばいいのかわからなかった自分に、それを伝えるためなんだと。
これまでたくさんの、ジレンマや苦悩に悩まされてきた事でしょう。
辞めたいと思ったこともきっとたくさんあったことでしょう。
走り続ける意味を何度も何度も考え抜いてきたことでしょう。
練習内容に疑問を感じ、疑い、練習に対する効果や、効果的な練習内容の組み方、答えのない答えを探し求めて、自らが実験台となり、成果をあげ、自分なりの答えを出しながらも何度も壁にぶつかっては乗り越え、ただ直向きに愚直に、淡々と日々同じような練習を違う角度で感じながら、たくさんの苦労をしてきた事でしょう。
そしてこれからも走り続ける限り、禅問答のような対話を自分とし続けるのでしょう。
そして、その自分が悩み苦しみ抜いた自分なりの答えを、未来あるアスリートへと語り継いでいこうとするその姿勢は、本当に人として素晴らしい行為、思想だと思います。
それだから、いつも凛としていて、常識を跳ね返すような挑戦をし続けて来れたのだと思いますし、その積み重ねが彼を選手だけではなく、一人の人間として強くしてきたのだと感じます。
彼の発する言葉の節々にその強さ、弱さと信念そして言霊が宿り、多くの人から尊敬される対象になっているのだと思います。
ただ速いだけ、強いだけだと、ここまで尊敬される存在にはなれないでしょう。
これからも自分らしく自分の信じた道をご家族とともに歩み続けていってほしいと、心から願うばかりです。
オリンピック
1発勝負の大舞台。ご自身のためにも結果を出してほしいという願いが一番ですが、それと同じくらいこれまでのプロセスに、人としての金メダルをあげたいなと感じます。結果が伴ったプロセスは何よりの説得力を持つと思いますが、彼の思想から伺える限りは、ここに辿り着くまでのプロセスだけでも充分に説得力を感じますから。
幼い頃からの夢、オリンピックの金メダル。不可能なことではないところまで来ていると思います。ゴールラインを越える最後の1歩まで、自分を信じて頑張ってほしいですね。
頑張れ、大迫傑!!