コースの紹介 ランニング 初心者ランナー

都内では皇居に次ぐランナーの聖地、駒沢公園ランニングコース、ランニングステーションの紹介

はじめに

東京都内で皇居や代々木公園とともに、人気の高いランニングコースの一つがこの『駒沢オリンピック公園』です。

2021年10月2日(土)には、あの大迫さんが予告ゲリラランをして界隈を賑わせましたね。

ランナーの聖地と呼ばれる駒沢公園

ランニング(ジョギング)コースの1周が2.13(2.14)kmという距離は1961年に開催された東京オリンピックの際に、こちらが第二会場として設計されたため、10周すればほぼハーフマラソン、20周すればフルマラソンの距離になることを想定して作られた絶妙な距離だと想定されます。

ジョギング専用レーンが確保されていて100m毎の距離表示もされていることから、比較的走りやすいコースですが、週末は様々なイベント等が開催され混雑することがあります。

安全面では、ジョギング専用レーン、自転車専用レーン、その他というような感じで分かれているので、街中やコースのない公園などと比べるとストレスなく走れます。

ランニングコース内のポイント

では、ジョギング(ランニング)コースの説明をしていきましょう。※ここからはジョギングコースで統一いたします。

まず①②③3つのポイントを紹介します。

このポイントというのはランニングクラブの方や、イベントなどでお10人を超えるような集まりの方々が集い、スタート位置としている場所になります。

私は一人で走るから関係ないと思われる方も少なくないかもしれませんが、よく見ていると有名な選手がいたりすることもあるので、チラッと見ておきましょう。

中でも一番わかりやすく、多くのランナーがスタートの拠点としている場所が①のポイントになります。

こちらには距離表示の『スタート』があることと、少し開けている場所なので、集まったり準備運動をするのに丁度いい場所なんですね。自転車も止めることができます。

②はトレーニングルームの入り口になりますが、こちらは日陰になったり、雨宿りができたりということで、あまり多くは集まりませんが、集合場所やトレーニングルームに荷物を預けて走る方によい場所になります。

特に夏場は、この日陰にドリンクを置いて、周回しながら水分補給をするために利用しているランナーもたくさん見かけます。

③は少し開けている場所で、荷物を置いたりもしやすいので、②で集まりきれないような団体さんが多くいるところをよく目にします。大きく輪になって準備運動やミーティングをしたりもしています。

テーブルを広げて、給水所を作っていたりもしますよ。周回コースの良いところですね。

コースは黄色いラインの中がジョギングコース、隣の青いラインがサイクリングコースとなっていて、それらの外側が歩行者や犬の散歩、反対周りに行く方などが利用するスペースとなっています。

この黄色いラインの中を、反時計回りに走っていれば迷うことはありませんので、初めての方でも安心して走り出すことができます。途中で疲れてしまってもラインの外側に出てウォーキングをしたり、ベンチに腰掛けてひと休みすることもできます。

コース案内

それではコースの全体をザッと写真で見ていきましょう。

序盤です。一番元気な時なので飛ばし過ぎないようにのんびりいきましょう。

スタートラインをゴールにすると約2,132mになります(ジョギングコースの真ん中を走った時の距離だそうです)。

周回コースで100m毎の表示があるため、スタートもゴールも各自で設定しやすいのが良いところ。

自転車との交錯には気をつけてくださいね。

野沢通りを越えたあたりから下り坂が始まります。

まだまだ序盤なので下だからといってスピードを出し過ぎないようにしましょう。これから上りが待っていますから。ここでも自転車との交錯に注意してください。

ここは自転車も加速してくることが少なくありませんし、ランナーからみると、後方から自転車がくるような形になりますのでご注意を。

夕方走っていますと、野沢通りを越える時、右手に綺麗な夕日が見えますよ。冬季には富士山も綺麗に見えます。

もう少し下りが続いていきますが、下り切ったところを左折しますと上りが始まります。

そして右手のリス公園の真ん中辺りがちょうど半周になります。

この公園は人気があり、休日は大変賑わいますので、日中に走ることがある方は気をつけて走行してください。

休日の様子も写真を貼っておきます。

こちらが休日のようすです↓↓↓。上の写真と比べると休日の日中の混雑度がよくわかります。

トンネルを抜け、少し走るとトレーニングルーム②のポイントを通過していきます。

そのまますぐに③のポイントを通過して行くと、右手に「ぶた公園」。

存在感のある大きなピンクのブタの遊具が公園の中央にあります。ここも子供達の人気スポットですので、休日は混雑します。走る際は気をつけましょう!

「ぶた公園」を通過して、いよいよ残り約1/4周です。上りが続きますが、まだもうちょっと続きます。

左手のサッカー場を越えて行くとその先、左へと曲がっていきます。ここを曲がりきった辺りで上りも終わりますがこの最後の上りが意外ときついです。最後頑張りましょう!

ここを通過すれば最後の直線。ゴールはまもなくです。

『ゴール』は、キリの良い「2000m」をゴールにしても良いですし、「スタート」ラインをゴールにすると約2132m。「2140m」をゴールにしても良いでしょう。

お疲れ様でした。

追加:現在はラストの直線2000m〜2100m付近にタータン(陸上競技場に使用されているゴムのよう謎材のもの)が敷かれています。

ダッシュなどをするのには適していると思いますが、ランニング中に100mだけこの素材があるとちょっと違和感があります。

注意するポイントの紹介

『スタート』位置から走り出しますと、すぐにサイクリングコースと交差するポイントが訪れます。

こちらと駒沢通りを越えて、下りに入った右折左折のクランクのポイントは、充分に気をつけて譲り合って走るようにしましょう。

こちらは雨の日や雨上がりに走る際は滑りやすくなっていますので、注意してください。

園内への出入り口になるため、この横断歩道のある場所は注意しましょう。

朝や夕方の人が少ない時は問題ありませんが、休日の日中など混雑時は特に注意が必要です。

このコースは激しいアップダウンはありませんが、『中央広場』を超えた辺りから南口(地図上の右下)辺りまでは下り(約500m)。

そこから野球場手前(地図上の左上)辺りまでは緩かな上り(約1100m)が続きます。

長い距離を走ると、この上りがジワジワと脚に効いてくることでトレーニング要素としても悪くないですし、走りの中で上り下りの走り方を探したり、調整したりすることもできるため、上級者の型を含む数多くのランナーに利用されるコースになっているんですね。

3つのランニングステーション

  1. 駒沢トレーニングルーム

駒沢公園の施設として完備されているトレーニングルームで、中には更衣室やシャワールーム、トレーニングマシーン、スタジオ、陸上競技場などが含まれています。

※ 初めてご利用される方は、利用方法の説明を受けていただきます。トレーニングルーム職員までお申し出ください(予約不要)。

2. Grunmeal

駒沢公園西口を出て30秒の場所にある、ランニングステーション。

おしゃれなカフェが併設されていて、アスリートのためのリカバリー食を提供しているところが特徴です。

3. Tranbsit

駒沢大学駅方面(最寄り)から徒歩2~3分の位置にあるランニングステーション(地図上右上)

基本的に無人の施設ですので、会話が苦手な方やサクサク走りに出て、サッとシャワーを浴びて帰宅される方などには気軽に立ち寄ることのできるステーションとして良いのではないでしょうか。

メインコースに飽きてしまったという方へ

メインのコースからちょっと飛び出してみましょう。

ただ、ジョギンコースではないので、マナーと注意が必要です。

2.5kmコース

上の地図の赤いラインを走ります。

基本的にはジョギングコースを走るルートですが、10km走る時などにジョギングコースを5周するか、こちらのコースを4周にするかという位ですが選択ができます。

分岐となるのは1800m表示を越えた後上りの最後の左へのカーブを外れて右側の公園西口の方へと舵を切ります。

スケートボードリンクや野球場を左に見ながら進んでいきます。

ファミリーコースと表示されたサイクリングコースのに沿って進んでいきます。

休日の日中はサイクリングコースを楽しむご家族などで賑わっていますので、その際はこちらを走るのは避けましょう!

そのまま野球場を回るように進みますと、ジョギングコースへ突き当たりますので、周囲の方に注意を払いながらコースへと合流しましょう!

4周しますと、ちょうど10kmくらいになります。

約770mのショートコース

上の地図の黄色いラインを走ります。

2周すると1500m位になりジョギングコースの2.1kmを走るのがまだきつい方や、400mx5本などのショートインターバルなどをする際に走りやすいと思います。

ランナーは時計と反対周り(右回り)に走ることが多いために右回りで紹介していますが、気になるようでしたら左回りでも問題ないと思いますし、そういったランナーの方もよく見かけます。

アクセス

交通アクセス方法(電車〜バス〜車)

所在地開園日
常時開園
※駒沢オリンピック公園管理所(サービスセンター)及び
 各施設は年末年始は休業となります。
※営業時間等は駒沢オリンピック公園管理所(サービスセンター)へ
 お問い合わせ下さい。

入園料
無料(一部有料施設あり)
交通JR山手線「渋谷」から東急バス(田園調布行き)「駒沢公園東口」下車
JR山手線「恵比寿」から東急バス(用賀行き)「駒沢公園」下車
東急田園都市線「駒沢大学駅」下車 徒歩15分

駐車場(有料)

●お願い
行楽シーズンの休日は駐車場が大変混雑し、長時間お待ちいただく場合がございます。
できるだけ公共交通機関をご利用ください。

駒沢オリンピック公園第一駐車場

TEL03-3422-0288
住所〒152-0021
目黒区東が丘2-16-14
営業時間24時間営業
利用料金高額紙幣(一万円札、五千円札、二千円札)はご使用になれません。

普通車
1時間まで400円
以後30分毎に200円
入庫後12時間最大料金 1600円(*最大料金は繰り返し適用されます。)

交通系電子マネー及びICクレジットでのご精算ができます。

場内での無料 Wi-Fi(フリースポット)を24時間(1日3時間まで)ご利用できます。

(駐車場利用料金免除について)

当駐車場の満空情報は「s-park」で確認できます
バス2時間まで2,000円
以後30分毎に500円
駐車台数181台(軽自動車15台、障害者用6台を含む)

まとめ

都心では屈指のランニングコースとなります。木々に囲まれ、アクセスもまぁまぁ良くランニングコースがしっかりと設けられていて、安心して走ることができる数少ない公園の一つです。

1週が約2.1kmということも距離を伸ばしたり減らしたりすることが容易にできて嬉しいところですね。

草木が多いため四季折々の景色を楽しむこともできますし、初心者ランナーからシリアスランナー、老若男女問わず集うことで、いろいろな刺激を受けることもできますし、誰でも安心して利用することができます。

ランニングの合間に休憩をしながら、他のランナーさんの走るフォームを見て学んだり、シューズやウェアを眺めて、かっこいいなとか可愛いなとか、次の自分のへのご褒美を選ぶこともできますよ。

ランニングに慣れてきたらランニングクラブもたくさんありますので、入会して仲間を作ることも、さらなる楽しみにも繋がりますね。

初心者の方も何の不安もなく安心してランニングを楽しむことができ、走り終えた後におしゃれなカフェやビール、お買い物も楽しむことのできる駒沢公園、ぜひ一度は訪れてみてはいかがでしょうか。

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